すべらんうどん
麺に切れ目があり、お箸やフォークがひっかかり、
食べやすい「すべらんうどん」
この「すべらんうどん」は、世界初の製法特許によるユニバーサルデザイン食品。うどんの中央部に複数の切れ目が入っていて、ゆでるとその切れ目が開き、フォークや箸が引っかかりやすい仕組みになっています。あまり意識して切れ目に箸やフォークを入れようとすると、かえってなかなか入りません。ごく普通に食べてください。麺の長さは18cmで、一般のうどんより10cmほど短めなので、障がいのある方、ご年配の方、お子さんでも食べやすく、さらにお箸はちょっと苦手という外国の方でも食べやすいうどんです。また切れ目の部分に出汁がからみ、出汁の旨味を最大限に楽しんでいただけると思います。
※受賞歴
第3回 キッズデザイン賞/商品デザイン部門・金賞
http://www.kidsdesignaward.jp/search/detail_092014
第4回 神戸ユニバーサルデザイン大賞/一般部門・優秀賞
苦手大好き
「すべらんうどん」を考え出した約20年前の頃を思い返してみました。「誰もが食べやすいうどん」というコンセプトのもと、麺を箸で掴みやすく、すべり落ちないところから、受験グッズとして皆様に認知されるようになりました。
だけど本来、このうどんは何のために作ったのだろうかと、あらためて考えてみたのです。すると、うどんをお箸で食べるのが苦手な人のために作ったのではないのかと思うようになり、「苦手」とは何? という疑問にぶちあたったのです。
苦手は、「人と比べる」から生まれてくる言葉だということに気がついた。比べる対象がなければ、苦手は生まれない。他人・自分自身・過去・現在など、すべてのことに対して比べることをやめれば、「苦手大好き」になれるはず。今やっていることが楽しくて仕方なくなるはず。
すべらんうどんを利き手とは反対の手(苦手)で少し食べて、「苦手」という言葉を消してしまいましょう。毎日1分だけ、"苦手"で自分の名前を書くなど苦手なことをやってみよう。"苦手"を使って、右脳左脳バランスよく使いながら脳や体を鍛えよう。毎日「苦手大好き」と言って、好きの力で苦手なことができるようになろう。そうすれば気持ちも鍛えられ、劣等感、嫉妬、妬みなどマイナスの心が消えて、比べる対象もなくなると、ありとあらゆるものに好奇心が湧き、いろいろなことに挑戦しようという気持ちになり、今この一瞬一瞬が充実した楽しい毎日がやってくると思います。
(2023年12月)
化粧箱
化粧箱(4人前入り)のデザインには「胴上げ」のイラストを描き、そこに「粘り勝」と言う言葉を落款として使わせていただきました。人生は、勝った負けたで決めるものではありませんが、何ごとも粘り強く行い、自分の志を遂げる大切さを思い、この言葉を選びました。皆で分かつ胴上げの目出たいシーンが心に刻みこまれ、皆様の正夢になれば幸いです。
すべらないうどん、すべらんうどん、うどん双樹
うどん双樹株式会社・代表/岡 道信
通称、すべらんうどん。
このうどんは万人に食べやすいうどんと言う思いをこめて、2001年から開発を始めました。ところが開発を進めていけばいくほど、なかなか皆さんに受け入れていただけませんでした。逆に食べにくいとか、すぐ切れるとか言う評価が返ってきたものです。しかしながら私自身にとってこのうどんは、だし汁が麺によくからみ食べやすく感じました。そこで、万人に理解していただくことはできなくても、ライフワークとして販売しようと、この形状になった2年前に決意し現在に至っております。
そして現在では、箸やフォークに引っかかりすべらないことから、すべらないうどん、すべらんうどんとして「すべらない」「すべらん」の商標登録をさせていただき、大阪天満宮様のご配慮により大阪天満宮・星合の池で販売させていただいております。確かにすべらないと言うのは、エンギかつぎと言うことでもありますが、実際うどんがすべらないと言うことに間違いはありませんので、遊び心から楽しいネーミングの、すべらないうどん、すべらんうどんで販売させていただいております。
そして本名の「うどん双樹」と言う名前ですが、うどんの形が二つの樹に見えることから、平家物語の沙羅双樹の花の色というくだりからいただき、うどん双樹と命名させていただきました。その心は、おごれるものは久しからずと言うことです。なにはともあれ、人間としてこの世に存在させていただける、今の幸せを大切にしたい。そして、このうどんを召しあがっていただく際に、そのことを少しでも、皆様とわかちあえれば幸いです。
ありがとう。感謝。
最後になりましたが、皆様にこのネーミングがうけいれられ、ご贔屓にしていただけることを心よりお願い申し上げ、私のご挨拶の言葉にかえさせていただきます。
(2006年5月)